「幼児教育無償化」における当園の現状と報告

皆様

お世話になっております。大切なお知らせと現状の報告でございます。

今皆さんの関心が非常に高い、幼児教育・保育の無償化に関して、現状をご説明させていただきます。
2019年10月より、幼児教育無償化が開始されます。国、神奈川県の指示、指導により、藤沢市、茅ヶ崎市のそれぞれ自治体では、独自の基準などを含め準備していると把握しております。

無償化にはいくつかの段階がありますが、施設型給付と利用者給付に分かれており、
湘南幼児学園は、利用者給付の施設となっています。そのため、無償化に対する保育料の補助を受けるには、行政指定の書類提出を行って頂きます。

その後、利用者の皆さんに保育料(保育料以外の実費は対象外)の無償化が行われます。
費用返還方法に関しては、償還方式(一旦利用者が施設に支払い、その後行政から返還)をとるということが発表されました。
最大で保育料は25,700円となります。また預かり保育(延長保育)の無償化対象は、保育の必要性認定を受け、申請した場合、最大て11,300円まで補助されます。
藤沢市、茅ヶ崎市の子ども育成部と連携をとり情報収集しておりますので、現状は上記の金額が発表数字でございます。

湘南幼児学園は、届出済みの私設保育施設(神奈川県の呼称)であり、藤沢と茅ヶ崎では呼称が違っておりますので、ご注意ください。

□ 藤沢市  →  幼児教育施設

□ 茅ヶ崎市 →  幼稚園類似施設

また、私設保育施設は、居住地域により無償化の補助額が違っており、現在行政が早急に対応するため、準備をしているとのことでした。

〈藤沢市の制度〉 ※9月22日に議会で正式決定と発表がありました。
・保育の必要性がある場合 25,700円(預かり保育を行なった場合 37,000円)
   (お仕事を週64時間以上しているなど)
・保育の必要性がない場合 25,700円
   
〈茅ヶ崎市の制度〉※9月12日に市議会で、本件審議予定。傍聴席に参加可能です。
・保育の必要性がある場合 25,700円(預かり保育を行なった場合 37,000円)
   (お仕事を週64時間以上しているなど)
・保育の必要性がない場合 所得に応じて金額を検討(幼稚園就園奨励補助金等)
 現状弊園(湘南幼児学園とKram-Skolan保育園)のうち保育園は企業主導型保育園となっており、認可保育園と同等施設として運営しております。基本的な運営レギュレーションは、認可保育園の厳しい運営基準に準じた運営を行っており、無償化対象となっております。

さらに現在、地域ごとに、大きな関心がごとが出ております。
それは、居住地により、補助金額の差が出てしまうという事態がわかり、茅ヶ崎市の親御様が協力し市に対して、陳情を行いました。
署名活動や、行政への働きかけを通じて訴えかけた結果、「9月12日市議会議場」にて、意見聴取を行い、意見陳述を述べる事となりました。
その議会での審議によって、助成額の増額変更など発表があるかもしれません。
9月12日午後14時、お近くの方は、市役所のオープンスペースでモニターの議会中継に注目してください。

また、次々年度2021年度以降は、無償化の財源は国費負担から市町村負担となり、その財源をどうするのか、無償化を継続できるのかという問題もございます。さらには無償化の費用負担が自治体の財政を圧迫し、社会保障費全体の削減で廃止となる可能性もございます。無償化に関して様々問題を親御様たちが丁寧に取り組んだ結果、このような素晴らしい動きとなったことをお伝えします。

どのような状況であっても、私ども湘南幼児学園は、将来を担う大切な子どもたちのため、上記の展開や流れを鑑み、どのような社会情勢であっても、地域の方に選ばれる教育施設として、子どもが自立して生きていくための「きっかけとなる教育の場」となるよう、さらに質の高い幼児教育を提供できるよう今後も取り組んで参ります。

 

湘南幼児学園
代表 田中重徳